中学生の専売特許だった「キレる」って言葉が大人にも伝染したのはいつからだろう。
生意気盛りの子供たち相手で、言葉で言っても通じない日々を過ごしていると、どんどんストレスが溜まってくるんだろうが、なんでこうも次から次へと、冷静さを欠いた教師が出てくるのか。。。
生徒の「早くやれ」にブチキレ教諭、頭をボコボコに
大阪市西成区の市立玉出中学3年の男子生徒(14)に体罰を加えて軽傷を負わせたとして、西成署は5日、傷害の疑いで、同校英語科の男性教諭(52)を書類送検した。
調べでは、教諭は5月21日午後10時ごろ、修学旅行先の大分県杵築市のホテルで、生徒に旅程を説明した際、男子生徒に「早くやれ」と言われたため、ホテル前の路上に呼び出して拳やスリッパで頭を殴り約10日のけがをさせた疑い。
教諭は「行き過ぎだった」と容疑を認めているという。同校の西山修校長は「体罰はあってはならないことで残念」と話している。
まゆそりの中3男子を20回以上平手打ち…教諭処分
長崎県教育委員会は5日、生徒に体罰を加えたとして長崎市の県立中高一貫校の男性中学教諭(39)と同県佐世保市の市立中学の男性教諭(29)をいずれも戒告処分にした。
県教委によると、中高一貫校の教諭は、昨年4月から今年2月にかけ、部活動のバレーボールの指導で複数の生徒のほおを平手でたたいた。当時2年の女子生徒の鼓膜を破る2週間のけがを負わせた。
県教委は2月末にこの教諭を文書訓告にしていたが、その後の調査で6件の体罰が判明し、あらためて処分した。
佐世保市の教諭は2月6日、まゆをそっていた当時3年の男子生徒のほおを20回以上平手でたたくなどした。
もちろん、子どもにも落ち度はあった。
叱るのは当然だろう。
体罰はあってはならないこと、だとは、実は思っていない。
時には本当に必要な場合もあると思う。
けど、力加減ができないほど「カッ」となるようなことなのか?
中学時代。
何が原因だったかはもう忘れたけど、クラスの男子全員が、体育教師に平手打ちされたことがあった。
たぶん、一部の男子が、授業中ふざけてたせいだと思う。
全員を横一列に並べて、全員の目を見つめながら、「やった奴も、止めなかった奴もみんな同罪だ。歯をくいしばれ!」って怒鳴って、一人ずつ、ビンタしていった。
最後の方は、フラフラになってた先生。真剣さが伝わってきた。
ツッパリ君たちも含め、誰一人、文句を言うものもいなかったし、女子の間では、「私たちも同罪だよね」って反省の言葉まで出た。みんなで「先生ごめんなさい」って言いに行ったのも覚えてる(ああ!青春の1ページ)。
「教えるためのビンタ」と「自分の感情を逆なでされたビンタ」では、まったく受ける方の意識も違う。
今回の事件。
体罰なんかじゃあない。ただの暴力。
こういうことが起きる度に「体罰はいけない」って言われるけれど、その二つの間には大きな違いがあると思う。
「躾け」と称して虐待をする親も同じ。
子ども相手に冷静さを失うようなことは極力避けられるような大人でいたい。
・・・大人相手でもか・・・^^;
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